消費者金融で借りると住宅ローンに影響が出てしまうことがある!?
洗練された日本の一戸建て。入社して数年が経ち、結婚して、子供もできる予定……そろそろ新築のマイホームが欲しい!そうお考えの人は、ひとつ胸に手をあてて考えてみて下さい。消費者金融での借り入れ、まだ返済途中ではありませんか?
何故消費者金融のキャッシングが話題にのぼるのか。それは、もし住宅ローンを組むことを考えているなら、その借り入れを出来るだけはやく完済してしまったほうが良いからなのです。
実は、銀行や消費者金融でカードローンを契約していたり、その他の金融機関で似たようなキャッシングをしていて、まだ返済が済んでいない場合。あくまで、状況によるのですが、住宅ローンやマイカーローンなど、大きなローンを組む際に、審査に影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
特に住宅ローンでは、一度に何千万というお金を融資してもらうことになります。銀行(大抵は皆さん銀行で融資してもらうことが多いので、ここでは銀行ということにしましょう)は、返済能力がない人にはそんな大金をホイホイ貸し出すわけにはいきません。返済能力があるかどうか、ちゃんと誠実にお金を毎月返してくれる人なのかどうか……そうしたことを見極めるのに、ローンを組もうとしている人が“他に借り入れはないだろうか”ということを調べるのです。
消費者金融での借り入れがあるくらいで真っ向から「返済能力がない!」と思われてしまうわけではありませんが、こうした経歴があるよりはないほうが有利とも言えますし、あったとしても、完済していれば問題はありません。ですが、返済途中であれば、その返済残高や毎回の返済状況が審査に全く影響を与えないとは言い切れません。
完済が難しいほどの大金だった場合、素直に銀行にその旨を説明することもある意味有効です。例えば、住宅ローンを組みたい銀行と、キャッシングしている銀行が同じ場合は、住宅ローンとキャッシングを同時に返済していくという方法の相談に乗りますよ、という銀行も存在するからです。
住宅ローンをお考えの方で、もし銀行や消費者金融での借り入れが他にある場合は、ローンを組む前にできるだけ他の借金を完済してしまうことを目指しましょう。